物議を醸した「ラストタンゴ・イン・パリ」の撮影現場を描いた新作

物議を醸した「ラストタンゴ・イン・パリ」の撮影現場を描いた新作

オリジナル監督のベルナルド・ベルトルッチスは、とりわけ物語の一部を女優のマリア・シュナイダーに秘密にしていたと言われている。

1972年に物議を醸したベルナルド・ベルトルッチ監督の映画『ラストタンゴ・イン・パリ』の撮影を題材にした新作『マリア』で、マット・ディロンが伝説の俳優マーロン・ブランドを、アナマリア・ヴァルトロメイが女優マリア・シュナイダーを演じることが明らかになった。インディーワイヤー

とりわけ『ラストタンゴ・イン・パリ』は、当時まだ19歳だったマーロン・ブランドとマリア・シュナイダーがレイプシーンを撮影したことで物議を醸しており、そのシーンがどの程度再現されているかについてはさまざまな報道がなされている。とりわけ、ベルナルド・ベルトルッチ監督は、より本物の反応を生み出すために、シーンの重要な要素がマリア・シュナイダーには秘密にされたと述べた。

新しい映画「マリア」は、マリア・シュナイダーのいとこであるヴァネッサ・シュナイダーの回想録「私のいとこマリア・シュナイダー」を基にしており、2018年に公開された。回想録では、特にマリア・シュナイダーは映画の本当の内容を知らなかった、と述べている。直前まで撮影されていたシーン。

マーロン・ブランドは2004年に亡くなり、マリア・シュナイダーは2011年に亡くなった。ベルナルド・ベルトルッチは2018年に亡くなるまで、映画の撮影中に同意はなかったという主張をすべて否定し続けた。 『マリア』は今年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映される。スウェーデンでいつ見られるようになるかはまだ分からない。